口に錠剤を入れる男性

早漏とは、膣内に挿入前、もしくは挿入してから1分以内に射精してしまうことを指します。日本においては約3.5人に1人が早漏に悩まされているとの統計があり比較的ポピュラーな症状ですが、人に相談しにくいため1人で悩みを抱えている人も多いようです。しかし適切な方法で対処すれば、早漏は改善することが可能です。原因はいくつがありますが、性行為のトラウマが関係していることもあります。心因性早漏と呼ばれるもので幼少期の性教育であったり。過去の性行為のトラウマであったり、性行為へのプレッシャーであったりなど精神的なストレスで起こります。

心因性早漏を改善するにはどうしたらいい?

心因性早漏の一番の原因は、性的に興奮しすぎてしまうことです。女性の裸を見たり、声を聞いたりしただけで以上に興奮してしまい、挿入前、もしくは挿入してすぐに射精してしまうのです。心因性早漏は若年層に多いタイプの早漏だとされていますが、若い人はまだ性行為に対する免疫が付いておらず、興奮が暴走してしまいがちなことが大きな理由となります。経験が浅いために挿入する時にプレッシャーを感じ、刺激に対して過剰に反応してすぐに射精してしまうのです。その経験がトラウマになり、次に性行為をするときにも同じことが起こるのではと不安から早漏を繰り返してしまいます。そのため、心因性早漏を改善するには、興奮を適度に鎮めることがカギとなります。

精神的なストレスやプレッシャーを取り除くことが症状を改善する第一歩となりますが、そのためには性行為に対するトラウマを克服することが一番です。ネットでの情報などを見て自分と比較するのはやめ、射精に至るまでの時間は千差万別であると認識することから始めましょう。射精に至るまでは最低何十分以上などと神経質になると、精神的なストレスやトラウマを克服することはできません。プレッシャーでさらに症状が悪化することもあります。人と比較するのはやめ、リラックスして性行為に挑むようにしましょう。
また、性行為へのトラウマによる精神的なストレスだけでなく、日常生活や仕事に対するストレスが原因になっていることもあります。それらのストレスを、1つ1つ解消していくことも大切です。仕事で疲れがたまったらリフレッシュしたり、十分な睡眠をとったり、バランスのとれた食生活を心掛けたりと、生活の質を上げていくと徐々に解消されていくこともあります。

しかし、精神的なストレスを短期間で取り除くのは難しいため、より実践的な対策としては深呼吸することがあげられるでしょう。射精しそうになったときに大きく息を吸い込むと、興奮を抑えることができます。そのほか、嫌なことや母親の顔を思い出すのは、性的な興奮を覚めさせ射精に至るまでの時間を延長させる裏技とされています。
それでもなかなかトラウマやプレッシャーから解放されない場合は、性行為に関する精神的な不安やプレッシャーをパートナーに相談したり、メンズクリニックなどでカウンセリングを受けたりして解消する方法もあります。パートナーと話して気持ちが軽くなり症状が改善されたり、医師によって薬を処方してもらえたりと、改善策の幅も広がります。

医学的な見地からいえば、セトロニンという脳内物質が不足すると性的興奮が高まりやすいとされています。セトロニンには体をリラックスさせる作用があり、性的興奮の過剰な高まりを制御することが可能です。セトロニンの分泌量は人それぞれ異なり、多くの場合は遺伝によって左右されます。薬でセトロニンの分泌量を増やすこともできますが、食生活やライフスタイルを変えることでも分泌量を増やすことができます。

食事でセトロニンの分泌を増やす方法としては、セトロニンの原料であるたんぱく質のトリプトファンを摂取するのがおすすめです。トリプトファンが多く含まれる食材は、すじこ、たらこ、アーモンド、納豆、赤身魚などがあげられます。これらの食材を、毎日の食生活に取り入れてみると良いでしょう。ただし、過剰に摂取すると肝臓に悪影響を与える恐れがあるため、1日の摂取量は5000ミリグラム程度に抑えるのが無難です。
ライフスタイルにおいては、ウォーキングを行うとセトロニンの分泌量を増やすことができます。息を口から吐き鼻から呼吸するというウォーキング呼吸法を実践しながらウォーキングをすると、約15分程でセトロニンの分泌が始まります。ライフスタイルに取り入れるとともに、性行為を行う前にウォーキングをしてセトロニンの分泌を高めておくのもおすすめです。